骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみとは?
骨盤がゆがむとは、「形は変わっていないのに、骨盤がねじれたり傾いたりして角度が変わることでゆがんでいるように見える」と言われています。
これは骨が勝手に動いているわけではなく、硬くなってしまった筋肉に引っ張られて起きてしまう現象です。
骨には必ずいくつかの筋肉が付着しています。
骨盤にも多くの筋肉が付着し、それらがバランスを取り合いながら活動しているため体は正常な動きができるわけです。
しかし何かが原因で筋肉の柔軟性などが損なわれてしまった場合、骨盤も本来の動きができなくなり、偏った動きを続けていると正常な位置や角度にも戻れなくなてしまいます。そのような異常な位置で固まってしまった状態が「骨盤のゆがみ」と呼ばれます。
骨盤は体の土台となる骨です
骨盤が歪んでしまうと全く関係のないような部分にまで悪影響を出してしまいます。
もしかしたら今悩んでいる不調は骨盤の歪みからきているかもしれません。
自分の骨盤がどうなっているかをまずはチェックしてみましょう!
骨盤のゆがみチェック!
1.脚の上がる高さ
仰向けになり膝を伸ばした状態で片脚を上げてみましょう
左右で高さに差が出ていませんか?
2.ベルトの高さを確認
腰でベルトを締めた際に左右で高さが違っていませんか?
3.左右両方で横座り
横座りをした際に、左右どちらかに違和感があったり座りにくい方はありませんか?
4.あぐらをした時の膝の位置
足裏を合わせてあぐらをかいた際に膝を床につけようとしても
左右で高さに差はありませんか?
5.寝た時の足の向き
仰向けで横になったと際に、足先の向きが左右で違っていませんか?
6.正座をした時の膝の位置
正座をした際に、しっかり座っていても左右で膝の位置に差が出ていませんか?つま先が自然と重なってしまっているのも要注意です。
1つでも当てはまるものがあったら注意が必要です。
すでに骨盤がゆがんで筋肉の硬さなどに影響がでている可能性が!
酷い症状が出てくる前に、ゆがみのない真っすぐな体にすることをオススメします。
ゆがみの種類
骨盤のゆがみには種類があります。
ほっと鍼灸接骨院では骨盤のゆがみに対して3つの項目をチェックし調整を行います。
それぞれのゆがみには異なった原因があり、それらを的確に見つけ治療を行うことでゆがみのない体へ導いていきます。
チェック1:前後の傾き
骨盤が前傾になっているか、後傾になっているかをチェックします。
特徴としては、前傾になると腰が反りやすくお腹が出っ張ってしまいます。
逆に後傾の方は腰の反りが減ってしまい背中が丸く猫背になってしまいます。

チェック2:左右の捻れ(ねじれ)
骨盤の前後のゆがみとは別に、左右で捻れが起きていないかもチェックします。
左右で捻れが起きていると骨盤の角度も変わってきますので、体を真っすぐにした際に足の長さが左右で違ってしまいます。
写真を撮ったときなどに肩の高さが左右で違う、リュックの紐が片方だけずり落ちてくるなどの現象が起きている方は要注意です!
原因としては、足を組んだり、車の運転を長時間するなどでお尻や股関節周りの筋肉が硬くなり、さらに左右で硬さに差が出てしまうと片側に引っ張られ捻れが出てしまいます。

チェック3:左右の傾き(かたむき)
3つ目は骨盤の捻れと似ていますが、左右で傾きに差がないかをチェックします
骨盤が傾くと捻れタイプと同様に肩の高さに差が出ます。
また、ズボンのベルトラインにも左右差が出てしまいます。
傾きタイプは左右片側に体重がかなりかかりやすくなってしまうため、酷くなると坐骨神経痛やモモ裏やふくらはぎの肉離れの原因にもなってしまいます。
原因としては、立っている時に片方の足に体重をかけていると筋肉が硬くなってしまい骨盤を引っ張ってしまいます。

自分の骨盤がどのゆがみなのかチェックしてみて下さい。
もしどれかに当てはまっていそうであれば骨盤調整をオススメします。
ほっと鍼灸接骨院では骨盤がどの状態なのかを見極めたうえで、しっかりと原因を取り除く調整を行っていきます。
特にゆがみが酷い方は1度の調整で体の変化をしっかり感じていただけるかと思います。
ゆがみの原因は?
ゆがみが起こる原因はさまざまですが、上記でも述べたようにゆがみは筋肉の緊張が原因で起こります。
原因の多くは筋肉の使い方にあり、歩き方や、日常生活での悪い癖など自分があまり意識していない部分に隠れています。
アンバランスな筋肉での行動が慢性化してしまうとゆがみが固定化されてしまいます。
悪い癖がなくても、足のねんざやケガなどをきっかけに身体のバランスが崩れてゆがみを引き起こしてしまうこともあります。
下の項目に心当たりがある方は骨盤のゆがみがあるかもしれません。
・長時間の座り作業で猫背になる
・足を組む癖がある
・横座り、アヒル座りをする
・腹筋や背筋が弱い
・カバンを常に同じ肩にかける
・捻挫やケガが完治しないままかばって生活している
・出産(出産時は骨盤が緩んでしまうため)
骨盤がゆがむとどうなる?
骨盤のゆがみは骨盤だけにとどまらず、体全体をゆがませてしまいます。
最初にもお話ししましたが、骨盤は体の土台となる部分です。
土台が傾けば当然その上に乗っている背骨も傾いてしまいます。
体はバランスを保つために無理な力で不安定なバランスを維持しなければなりません。
それが首肩や背中などの凝りになり、酷い場合は頭痛にもなってしまいます。
傾きタイプのような片方の脚に体重が乗ってしまう状態では股関節や膝などの関節痛の原因にもなってしまいます。
筋肉や関節だけではなく、坐骨神経痛やヘルニアなどの神経症状の原因にもなります。
骨盤は背骨と直結し、背骨には中枢神経と呼ばれる大事な神経も通っています。
骨盤がゆがむことで背骨にもゆがみが生じてしまうと、中枢神経の通り道が狭くなり神経を圧迫してしまいます。
こうなると身体のバランスをとっている自律神経も乱れてしまい、リンパの流れや血流が悪くなり、筋や内臓など全身の機能も低下します。
むくみや冷え性などが強い方も、骨盤のゆがみが原因かもしれません。
治療の流れ
骨盤のゆがみを整えるには、まず固まってしまった筋肉を緩めていきます。
特にお尻やモモなど、股関節周囲の筋肉が重要となります。
肉体労働や運動疲労などで硬くなった筋肉は、整体マッサージで血流を改善させることが効果的です。
デスクワークなど体を動かすことが少ないことが原因で硬くなった筋肉は、整体マッサージだけではなく、運動療法やストレッチで柔軟性を高めていく必要があります。
骨盤のゆがみには全身整体のメニューがおすすめです。
施術の流れをご紹介していきます。
全身整体の流れ
①まずは骨盤や体の状態を把握するため、カウンセリングや動きの検査、ゆがみのチェックを行います。
②ベッドでのうつ伏せが可能な場合、骨盤のゆがみをチェックし、当院オリジナルの骨盤調整により骨盤のゆがみと体の余計な筋緊張を取り除きます。
③さらに整体マッサージで残った筋肉の緊張を緩めていきます。
④必要であれば運動療法やストレッチなどを組み合わせてゆがみを整えます。
⑤施術後は自宅でできるセルフケアや生活の注意事項をお伝えします。